集う幸せ☆日本のお盆

お盆も終わりましたね。

子どもたちから、
お家で過ごした楽しかった出来事を聞かせてもらい、
こちらまで楽しい気分になりました♪
お墓参りの話になると、
「おはかまいり?おはかってなに?」と、
知らない子が多かったです。
お盆は、帰省されたり、お墓参りに行かれましたでしょうか?
お盆は、あの世から家族のもとへ帰ってくる先祖の霊を迎え入れ
一緒に過ごす古くからの日本の行事です。
お盆は、生きている人が集う行事。
目上の人に対して敬意を表し、
みんなで集える幸せに感謝する日でもあったのです。
新しく迎える仏様もなく、一族誰も欠ける事なく迎える盆は、
何よりもめでたいことでした。
それは、「吉事盆」とよばれ、
むしろそれが盆としてあるべき形でもあったと言われています。
埼玉のある地方では、
嫁に行った娘がお盆に実家に米を持ち帰り、
炊いて両親にご馳走し、
翌日は、婚家で舅・姑に残りの米を炊いて
振る舞うという風習があるそうです。
また盆の集いは、
家族親戚の間に限ったことではありません。
故郷に帰省して来る人を温かく迎える同窓会が開かれますよね。
郷土料理などを囲み、
同じものを同じ場所で食べるという行為を通して、
共に生きる友として、
連帯感を確認し合っているのかもしれません。
「盆と正月が一緒に来たようだ」というのは、
嬉しいことや楽しいことが重なる事のたとえで、
この2つに共通しているのは、
「集い」の場があることです。
核家族化と共に、共同体意識が失われつつある昨今ですが、
お盆や正月は、「集う」喜びを取り戻す機会です。
私も小さい頃は、
従妹たちと祖父母の家に泊り、
蚊帳の中で一緒に寝たり、
提灯を下げてお墓参りをしていました。
今年は残念なことに、
叔母の体調が悪く、施設にいる祖母が帰宅できず、
親戚の集まりは中止になり、
顔だけ見に行き、墓参りをしました。
小さい頃、親戚いっしょに墓参りをする時、
祖母が、お墓に手を合わせながら、
「じいちゃん、今日は〇〇ちゃんたちがきてくれたよ。」と、
目をつぶり、小さな声でお参りしていたのを思い出しました。
「空からじいちゃんが、〇〇のこと見てるけんね。」
と、祖母が小さい私たちに言い聞かせてたことを、
眼には見えませんが、みんな信じていました。
そういう親戚同士の繋がりがあり、
お盆の集まりをみんなで大事にしてきました。
今年はその行事が初めて途絶え、
今まで盆の集まりも、親たち任せにしていましたが、
代替わりかなとも感じました。
そして、親戚との繫がりはこれからもずっと
大切にしていきたいと改めて感じました。
祖先あっての私たち
幸せに平和に暮らしていけるのも、
ご先祖さまのおかげだと思っています。
そんなことを意識して、
今年のお盆、帰省できなかった方は、
今度のお彼岸にお墓参りに行かれたり、
お正月や来年のお盆で、
「みんなで集う」ことを考えてみられるといいかも、ですね。
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お盆の意味や家族の繫がりが大切なことが
分かりやすいお話になっている
『いのちのまつり』保育園にある絵本を読みました。
沖縄のお墓参り
ご先祖様に「ありがとう!」と、感謝するお話です。
みんな「ご先祖さま、いーっぱいいる!!」と、ビックリ!!
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だーいすきな家族の絵を描いているお友だち♪
素敵なご家族♪♪
これからもずーっと繋がっていくのでしょうね☆
           ・・・by 29kyon☆
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