事業紹介放課後等デイサービス(合志市社協「スペーシアれんが」)
授業の終了後または学校の休業日に、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他必要な支援を行う通所サービスです。

事業所理念「地域のなかで育む療育」
支援方針
□子どもたちが、自信と意欲を持ちながら育ちあうことの出来るかかわりを目指します。
□保護者が、安心して相談し、利用できる場所を目指します。
□住みなれた場所で、やさしく、おだやかに支えあうことのできる地域づくりを目指します。
スペーシアれんがの発達支援
-「人生の主人公」として主体的に生きていく力を育むために-
こども・障がいのある人の権利と発達保障
障がいのある人の人格発達の権利を徹底的に保障しようとする、「発達保障」と呼ばれる考えや取り組みがあります。戦後の障害福祉の実践者である糸賀一雄は、「この子らに世の光をではなく、この子らを世の光に」という有名な言葉を述べ、人間の尊厳を軸にした発達保障を追求しました。
すべてのこどもは発達する存在であり、発達の権利を持っています。スペーシアれんがではこどもたちの発達の可能性に着目し、「発達保障」のほか、「こどもの権利条約」や「障害者の権利条約」に掲げられている人権保障に依拠した福祉実践を目指しています。
「わくわくシート」の取り組み
こどもたちには「やってみたい」、「こうありたい」といった発達へのねがいがあります。そのねがいを実現するための取り組み、それがスペーシアれんがの「わくわくシート」です。いろいろな経験や人とのかかわりによる感動や憧れが発達の原動力であり、その心の動きを「わくわく」と表現しました。
一人ひとりのおもいを尊重した「わくわくシート」は、個別支援とともにこどもアドボカシーの取り組みにもつながっています。「人生の主人公」としてこどもたちが自ら夢や希望を育んでいくことができるように、こどもたちの「わくわく」を大切にした支援を心がけています。
主な活動プログラム
放課後等デイサービスの支援において、5領域(「健康・生活」、「運動・感覚」、「認知・行動」、「言語・コミュニケーション」、「人間関係・社会性」)の視点等を踏まえた総合的な療育の実践が求められています。スペーシアれんがではこの5領域を組み合わせた活動プログラムを提供しています。
1.「健康・生活」
こどもの発達の基盤となるからだやこころ、生活づくりを支援します。健康状態の観察、リハビリテーション、生活習慣や生活リズムづくり、基本的な生活動作の練習などに取り組みます。また、医療的ケアの提供を行います。
□ランチ・おやつクッキング、園芸活動を通した食育活動、衣服の着脱やトイレトレーニング等の身辺自立に向けた支援、歯科衛生士による歯みがき教室など
2.「運動・感覚」
日常生活に必要な動作を身につけるためのからだ、体力づくりを支援します。大きく体を動かす運動(粗大運動)や手先をつかう細かな作業(微細運動)、さまざまなからだの感覚をつかった活動や遊びの提供を行います。
□ボッチャやパラバルーン等のスポーツ・レクリエーション活動、スウィングやトランポリンを活用した感覚統合療法、季節の制作活動など
3.「認知・行動」
こどもがいろいろな物事や情報を理解して、場面にふさわしい行動をとり、環境に適応できるための支援を行います。数や時間、大小や重さ、色や空間などの概念の理解、視覚支援や構造化によるインプットやアウトプットにつながる取り組みを行います。
□日付や天気、スケジュール等の掲示、タイマーやタイムテーブルの活用によるスケジュールの提示、
数、大小や重さ、色などの概念理解を目的としたゲームや遊びの提供など
4.「言語・コミュニケーション」
人とのかかわりや交流を楽しむためのコミュニケーションの向上を支援します。発語、言葉の理解や表現、ICT機器を含めたコミュニケーション手段、読み書き能力などに焦点を当て、日常生活場面を活用した取り組みを行います。
□お口の体操や発音遊び、活動や遊びにおけるインリアルアプローチの実践、「読む・書き・聞く・話す」の支援、絵カードやコミュニケーション機器の活用など
5.「人間関係・社会性」
人への興味関心を育み、人とのかかわりを通した人間づくり(人格形成)を支援します。人との心の結びつきによる情緒の安定、自信や意欲、自己肯定感を育むこころの土台づくり、人とのかかわりにおける自己理解と他者理解、人間関係や仲間づくりに向けた取り組みを行います。
□遊びの支援(一人遊びからルールや役割のある遊びへの展開)、人とのかかわりを通した自己・他者の理解とソーシャルスキルの支援、同世代のこどもたちや地域住民の方との交流の機会の提供など
1日の流れ(授業終了後) | |
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時間 | サービス内容 |
14:00 | 授業終了時間にあわせて順次送迎
健康観察 個別学習時間 |
15:30 | 手洗い、うがい 連絡帳出し 荷物の整理整頓、衣服の整え |
15:30 | 集団活動
個別機能訓練 身辺ケア等 |
16:00 | おやつ・水分補給 |
自由活動
帰りの会 口腔体操・発声練習・ストレッチ・歌など |
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16:40 | 帰りの会 音楽、本の読み聞かせなど |
17:00 | 送迎、保護者によるお迎え |
1日の流れ(学校休校日) | |
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時間 | サービス内容 |
9:00 | 送迎開始 保護者送りによる受け入れ |
自由活動 | |
10:00 | 個別学習時間 |
10:25 | 朝の会 音楽、本の読み聞かせなど |
10:40 | 午前の活動 |
12:00 | 昼食、自由時間 |
13:15 | リラックスタイム |
14:00 | 運動の時間 |
14:20 | 午後の活動 |
15:00 | おやつ 自由活動 帰りの会 口腔体操・発声練習・ストレッチ・歌など |
16:00 | 送迎、保護者によるお迎え |
主な行事(令和6年度) | |
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4月 | お花見 |
5月 | |
6月 | |
7月 | 夏休み外出行事
キッズクラブ(学童保育)との交流企画 ふれあい館デイ(高齢者デイサービス)との交流夏祭り |
8月 | 夏休み外出行事
キッズクラブとの交流企画 スペーシアれんが夏祭り ボランティアさんとの交流企画 |
9月 | ふれあい館デイとの交流(敬老の日のお祝い) |
10月 | 家族交流会(いもあん団子汁会) ハロウィンパーティ |
11月 | くまもと障がい者芸術展出品 ふれあいフェステバル(合志市社協行事) |
12月 | クリスマスパーティ スペーシアれんが忘年会 |
1月 | 初詣 鏡開きぜんざい会 |
2月 | 家族交流会(ボッチャ大会) |
3月 | れんがのなかまたち展(芸術展) 卒業生を送る会 |
- 放課後デイ営業時間
- 月曜日から土曜日 9:00から17:00まで
(日曜・祝日・12月29日から1月3日までを除く)
- サービス提供時間
- 登校日(授業終了後)14:00から17:00
※延長支援12:00から14:00
学校休業日(土曜日・長期休暇・代休)10:00から15:00
※延長支援 9:00から10:00、15:00から17:00(月曜日から金曜日・土曜日は16:00まで)
※学校休業日(長期休暇・代休日)は、7:30から9:00までのあずかり・登校日は17:00から19:00までのあずかり(日中一時支援事業)を行っています。
- 場所
- 障がい者支援センター「れんがの家」
- 対象
- 学校に就学しており、授業の終了後、または休校日に支援が必要と認められた身体障害、知的障害、発達障害等のある児童
(重症心身障害児・気管切開、たん吸引、胃ろう・経管栄養・在宅酸素等の医療的ケアを必要とする児童を含む)
- 定員
- 重心児:1日5名、重心児外:1日10名
- 申込み
- 市役所福祉課へ受給者証の申請後、事業所との契約が必要となります。
- 料金
- 利用にかかる費用は、原則として費用の1割です。ただし、所得に応じて上限が決められています。残りの9割は、市町村・県・国が負担するしくみです。
対象 月負担上限額 生活保護世帯の方 0円 市町村税非課税の方 0円 保護者世帯の市町村民税所得割28万円未満 4,600円 上記以外 37,200円
- 問い合わせ先
- れんがの家
- 電話番号
- 096-242-2271
【対象】
親子
高齢者
障がい者
一般の方
子ども